私こういう場合どうしたらいいのかしら?
焦っちゃうの。
*
「凪様お茶です」
「…ありがと」
ああどうしよう!
暗い奴って思われてるかも…
「どうしました?」
「……………別に」
びっくりしたぁ!
の顔が近くにあるんだもの。
それにしても、何てそっけない返事なの。
京子やハルだったら、もっとちゃんと言って、お話を広がらせることが出来るのに!
「では、失礼します」
ああ…行っちゃった…
*
ぽすりと大きなベッドに倒れこむ。
私どうしたらいいの。
胸の鼓動は速くなるのに。速さは変わっても
言葉は変わらないわ!
「うう…」
泣きたくなってきちゃった。
*
ど、どうしよう。
もうすぐがお茶を持ってくるのに、泣きやめない…!!
「失礼します」
!
ああ、来ちゃった。
「凪様?」
「…何?」
どうしよう。
いまはシーツを被ってるけど…
「…」
が黙る。
ああ、怒らせちゃったのね!
どうしよう!
そのまま足音は遠ざかり、戸が閉まる音がした。
*
そのまま、凪は寝てしまっていた。
光がベットに差し込む。
「ん…」
…いけない!
寝ちゃった…
シーツを急いで取ると、そこには冷めたお茶と、
ケーキと氷の入った袋とタオル。
そしてメモ。とても綺麗な字でこう描かれていた。
『これで目を冷やしてください』
Tea cup
(!彼は優しい!)(まだチャンスはある!次は頑張るんだから!)