私こういう場合どうしたらいいのかしら?
焦っちゃうの。



「凪様お茶です」
「…ありがと」

ああどうしよう!
暗い奴って思われてるかも…

「どうしました?」
「……………別に」

びっくりしたぁ!
の顔が近くにあるんだもの。
それにしても、何てそっけない返事なの。

京子やハルだったら、もっとちゃんと言って、お話を広がらせることが出来るのに!

「では、失礼します」

ああ…行っちゃった…



ぽすりと大きなベッドに倒れこむ。
私どうしたらいいの。

胸の鼓動は速くなるのに。速さは変わっても
言葉は変わらないわ!

「うう…」

泣きたくなってきちゃった。



ど、どうしよう。
もうすぐがお茶を持ってくるのに、泣きやめない…!!

「失礼します」


ああ、来ちゃった。

「凪様?」
「…何?」

どうしよう。
いまはシーツを被ってるけど…

「…」

が黙る。
ああ、怒らせちゃったのね!
どうしよう!

そのまま足音は遠ざかり、戸が閉まる音がした。



そのまま、凪は寝てしまっていた。
光がベットに差し込む。

「ん…」

…いけない!
寝ちゃった…

シーツを急いで取ると、そこには冷めたお茶と、
ケーキと氷の入った袋とタオル。

そしてメモ。とても綺麗な字でこう描かれていた。





『これで目を冷やしてください』





Tea cup
(!彼は優しい!)(まだチャンスはある!次は頑張るんだから!)