「いやっ!やめてよ!」
「嫌だよ…」
「そ、そんな」
「うるさいね。咬み殺すよ」
「ひ、酷い…!!!」






*





ああああ!またオセロ負けたァァァ!!!
「ちょっ、冒頭のシリアスっぽいシーンいらないよ
「ほら、ヤバそうに見えて実はギャグでしたーっていうオサレな技だよヒバさん!」
全然オシャレじゃないから

はキィーッと地団駄を踏む。パンツは見えない。スパッツはいてるからね。

「ちょ、揺れてるんだけど

テーブルの上のオセロは全て黒。ある意味すごい。

「ッハン!このまっくろくろすけが!
「いいよ別に可愛いじゃんまっくろくろすけ」
「ヒバさんジ○リ好きなんだね、てっきりデ○ズニー系が好きなのかと思ってた
「ミ○キーさんも好きだけどラピ○タのほうが好きだね。
そしてトトロはいると信じてる
「うっわ〜イタい


端っこでいじける雲雀。

「……まぁいいや。それより君、その呼び方どうにかならないの?」
「もうっ、って呼んでっていってるじゃん!

つんっとひばりの頬をつつく

「…、その呼び方どうにかならないの?」
「もうっ、お前って呼んでっていってるじゃん!

もう一度頬をつつく

「…お前、ってちょっとまてや、なんでそんな新婚さんみたいな呼びかたしなきゃいけないわけ?
「(チッ)」
舌打ち!?
「さっきからヒバさんツッコミウザイ、死ねばいいのに
「自分の思い通りにならなかったからって僕にあたらないでよ…」

まぁいいや!とは腰に手を当てて言う。
全然よくない。

「それよかヒバさん、実はさ唐突に失礼なんだけど
遊園地のチケット貰ったから一緒にいかね?
ワォ本当に唐突だね

はひらひらと2枚のチケットを揺らす。

「ていうかオセロする前にそれいいなよ」
「…忘れてたんだもん☆
☆とかキモい
「なっ、女子にキモいとか失礼ね!」

プンスカプー!といって抱きついてくるを雲雀は
殴らずトンファーで押さえていました(抱きつかれないように)

やっぱりそういうところは雲雀さん優しいです。





でもそれにちゃん気付いてませんから。





*





「いっや〜ヒバさんいい遊園地日和だね!」
遊園地日和なんていう人はじめてみたよ
「うっそ、ウチのクラスの友達とかみんなそうやって言うよ〜?」
「えっ、うそ…
うっそぴょーん、やーいひっかかってやんの!
今ものすごく君に殺意を覚えた

漫才しながら二人はずんずんと進んでいく。

「あ」

イチャつくカップル。

「ねぇねぇヒバさん、あれどー思う?」
「あれ?…暑苦しいね咬み殺すよ
ちょちょちょ、待てよ!
「そのネタ古い気もしない」
「多分まだギリギリ大丈夫だと思うけど」
「てかちょ、が多い」
「…そ・れ・よ・り!

咬み殺しに行こうとする雲雀の方を両手で引っ張りながらは会話を続ける。

「もしも誰かと恋人になったとしてだね、あれをやりたいと思うかい?」
なんで教授口調なの
「だーいちいちツッコむと話進まないからさっさと答えなさい」

雲雀はちらりとを見る。
は気付いていないが。

「答え?…おえっ
「なんだソレ。そうか吐きそうなほどゲロ甘だから嫌だって事か」
まぁ、そうだよ
「まぁ私も質問されてたらおえぇ〜って言ってるけどね!」
マジでか

そうこう話しているうちに、が乗りたいといっていたアトラクションの場所へ。

「…何コレ?」
「え、恐怖絶叫パワードサイクロン
ねぇあっちに飲み物あったから飲まない?
「…どうしたヒバさんいきなり真っ青になって。まさか
べべべべ別に!?怖いわけじゃないからね!
、何にも言ってないんだけど」
「…墓穴掘った?
「うん。おもいっきりね」

ノォォォォ!!!と頭を抱える雲雀。

「じゃ、じゃあなんでさっきまさかなんて言ったのさ」
「いや、ヒバさんトイレでも我慢してたのかなーって思って」
そんな格好悪いのやだよ
「ま、ヒバさん嫌なら私一人で乗ってくるよ!まってて☆

(5分後)

「えっへへ〜」
「ちょ、!?ぼろぼろなんだけど!特に髪の毛が)」
「なんか気持ちいぃ〜
発言が危ないよ
「もうたのしくってぇ〜」

ふらふらしている
その時、の体が傾く。

どさっ

「(えええぇぇぇぇ何このラブコメ的展開!)」
「…ヒバさんいい匂い
君の一言で僕のときめきも何もかもぶち壊しだよ

今、が雲雀に抱きついている体勢である。

「ちょっと飲み物買ってくるから」

雲雀はをいすに座らせた。

(3分後)

「はい」
「あ、ヒバさんありがと」
「戻ったみたいだね」
「私絶叫とかもう爽快で大好きなんですよね」
僕は大嫌いだけどね

雲雀とは立ち上がる。

「次どこ行きます?」
「メリーゴーランドとか乗る?」
ハァ?あんなの台が回ってるだけじゃないですか
いい年した中学生がそんなの乗れないし、金と時間の無駄、無駄!
意外と酷いね

はそんな雲雀の発言を無視して、マップを広げる。

「あ、シューティングゲームみたいなのあるんですね」
「じゃあそこ行く?」
「そーですね!」

マップをしまいながら歩き出す。

「なんかお土産買ってかえんねーとな!」
「…なんか買うの?」
「だって何か記念に欲しいし。ストラップでも」
「ふぅん」
「…ヒバさんなんだかこの会話カップルみたい
その一言でぶち壊しだと思うけど

アトラクションの室内へと入る。

「あ、二人乗りだ、よかったヒバさん群れないよ!
君と群れてるけどね

そのまま乗り物が動き出す。

と、の雰囲気が変わったことに雲雀は気付いた。

…?」
ふふ…ついにやってきたわこの日が。
お父様の敵を討てる日がねぇぇぇぇぇ!!!

ぎゃああぁぁぁぁああぁぁ!のキャラが変わった!」

目がイッてる by雲雀

ふはははははは!!!ここのドンは私よォォォォ!!
「こっわ!普段草食動物を咬み殺して楽しんでる僕よりもエキサイティングしてるよ!

は偽者の銃を持ち敵を次々と倒していく。

(7分後)

「わーやったヒバさん!AAAランクだよ!ヒバさんは?」
「…Dランク
ぶっ!ぎゃはは最低ランクじゃん!ヒバさんだっせー!
「(君のせいなんだけど)」

全部が倒すから、僕の倒す分が少ししか無かった by 雲雀

「さって、ちょっと早いけど飯食うか!
「うん、君女子なんだからせめて昼ご飯とか言ったら?」

とりあえずランチタイム。
ついでに土産屋も見ていく。

「うめ〜オムライス美味い、母ちゃんより美味い
ジ○イアンか
「ヒバさん、ちょっとくれ」
は!?
「うっめ〜ヒバさんのカレー美味い」

この後争奪戦が勃発する。(リングじゃないけど)

「さてさて!やっぱり遊園地といったらお化け屋敷じゃね!」
「そうだね」
「…あれ、ヒバさん怖くないの?」
「うん、全然大丈夫」

正体の分かるものは怖くないから、と続ける。

じゃあレッツゴー!





*





ぎゃああああ!怖い!ヒバさん怖い!
「ちょ、じゃあなんで入ろうなんて言ったのさ!
怖いもの見たさァァァ!!
「ちょ、痛い!引っ張らないで!折れる!
ギャアアアアアア!!

(10分後)

「なんで5分あれば出れるお化け屋敷で10分もかかるのさ」
「うう…怖い。ちびるかと思った
その発言は女子としてどうかと

はふぅ、と額の汗をぬぐうと、
こう言った。

「やっぱ最後は観覧車だよね!」
「あ、やっぱり?」
「うん!」

観覧車の方向に、は向き直り、歩き出す。

「いっや〜楽しかったな今日は!ねぇヒバさん」
「うん、ちょっと疲れた
「アハハ!ヒバさんたらはしゃぎすぎなんだよ!
君のせいなんだけど
「(無視)あ、ほらのろう!」

二人で乗り込んで、対になって座る。

「ふぅ。私もちょっと疲れたな」
あれだけエキサイティングしてればね
「あ、そだヒバさん、これ私から付き合ってくれてありがとうみたいな」
ストラップ?
「そーそー、私とおそろい」
捨てようかな
失礼な

もう高いところまで上ってきた。

「わ〜並盛中見える!」
えっ、うそ!
そんな興奮しなくても

ほら、とは外を指差す。

「わかんないんだけど。視力よすぎじゃない?」
「うん、ごめんさっきのデタラメ、勘で言った
最悪だな

雲雀は座りなおす。

「…ねぇヒバさん
「(なんでそんなに真剣そうな顔するの?)…何?
私、前から思ってたんだけど
「(!?うん










私たちってなんでこんなにシリアスもたないんだろう
その雰囲気壊すの言葉のせいじゃない?










LEVEL
からの告白だと思った自分が馬鹿だった…!!!!





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