まさか……ッ!
何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない。
「あでっ!」
「わっ」
……なんか今声したぞ。
はい、毎度の事ながらトリップしましたでっす☆(痛々しい)
尻打って痛いなぁ、と思いつつ、顔を上げると。
「辻井さん……!!!」
「え?」
はい何コレー
まさかまさか夢小説内にトリップするとはね……!!!
やりおるな!(何)
辻井さん、基辻井アズちゃんといったらいぱーい相互してるリンクの中の一人の
さゆさんの作品に出てくる三つ編みっ子じゃねぇか……!
あ、夢絵もかいたことあるよ☆(うぜぇ)
「なんであたしの名前……」
「ああああああああああのですね!コレはですなぁ!」
とりあえずパニクりながらも説明することにした。
乙だよ、俺。(※乙→おつかれ)
あっ俺って言っちゃt(黙れ)
**+o*+
「あっ……じゃあ、あたしと同じ力持ってるんだ」
「そうなんだよねぇ」
見ろよ、このトリップ者としての違いを。
もう細胞レベルから違うんじゃね?
そう思いながらも話は進む進む。
やっぱ、同じようにトリップしてれば苦労とかも同じなのよ。
でもね……
惚れた男の子の話多いネ。
いや、別にいいんだけど…本当惚れっぽいのーねー
「は好きな子いる?」
「(二次元にならいますが)いないよ」
二次元にならいっぱいいるよ。
あ、有希は俺のよm(黙れ)
「嫁なら居るけどね」
「嫁?」
「あ、いやこっちの話」
あははは。
その時だった。
ぎゅるるる〜
私はばっと腹を押さえた。
なんかさっきからちょっと気持ち悪いと思ったら……!
腹へってたんかい。THE・食い意地。
「?どうしたの?」
「いやぁ、お腹すいて」
お腹の音って聞こえにくいのかなぁ?
ずっと前体育館で腹が何回も鳴ったときは焦ったけどさ、
誰も気付いてなかった……!!!!
いや、みんな気を使ってくれたのかもしれないが。
「……ちょ、ちょーっとご飯食べにいかない?」
「うん!わかった!」
なんかナンパみt(おま)
**+o*+
「ほう……腹が喜んでる……」
「良かったね!」
うん、本当この子可愛いな。
そう思いながら町をぶらぶら。
そういやここどこなんだ?
リボの世界かなぁ……?
むむ……
「!!」
「なに?」
「手!」
…………………………はい?
手をばっと見ると例のごとく透けている。
「どうしたの!?病気!?」
……なんとも言えんなぁ。
うわぁ。
とりあえずアズちゃんをなだめる。
どうどうどう。
「あーもうこの世界とおさらばっぽい」
「え!?嘘!?」
「ごめん嘘じゃない本気ですマジです」
あはは、と渇いた笑いを零す。
「また、会いたいよ……」
「ん、分かった分かった」
いいかげんな約束の中、私は消えた。
大丈夫、私はいつも見守ってられるからさ。
”また、ね”
2008.5.26 title by 海の上のピアニスト