なんかも…ポッキリいきそうだね…!!!

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

ぱん!

「コーダさんが今日いじってきませんように…!!!」

朝。
太陽に手を合わせてなむなむ〜とお願いする。

「っしゃ!がんばっぞ!」

ふふっ!と笑った私の脳内にはいろいろと煩悩が並んでいたりする。
ストレス、虚しさ、その他もろもろをカバーするためにね!
にょt(ピー)とかね!(おま)





妄想は正義!(違います)




















「…ちっ
「何かいいました?」
「うふふ、いえ何も!

ちくしょー部屋出た途端捕まった…!!!!

お前じゃあさっきの恥ずかしい独り言も聞いてたの!?開き直ってやる!(おま)
つか待ち伏せですか。
そこまでしていじりたいんですか。

少女漫画の定説かコノヤロー。

「今日は広間の掃除ですね、自分は雑巾を持ってくるので
さんはバケツを」
「はい(普通逆だろ!)」

ああああああムカつく。太子にこき使われてる
某ギャグ漫画の妹子の心境である。


猛烈に指いれたろか。(おま)

「では、さっさと「やりましょーね!

うふふ!有無を言わせない笑みを残してその場から逃走しました。
やったネ☆




















〜♪

某ハーブの香りを口ずさむ。
うん、さっきのネタ引っ張ってきた。(きっぱり)

今私の手には二つのバケツ。
ちょっち零れそうで怖いけど、そこは、ね!(何)

ううむ、手に食い込むなー筋肉つきそう!










ガランッ シャッ












今、何が起こったか。

よし、整理してみよう。





靴のかかと(+服の裾)踏まれた
咄嗟の事でずっこける
バケツふっとんだよ
おっと水がこっちにまで流れてきたね
濡れた
冷たい
てかダサッ恥ずっ






「…」

誰に踏まれた?
後ろを振り向けば。










何零してるんですか










コーダさんが、やっぱりいた。

「今のはコーダさんが裾踏んだからでしょ」
「変な言いがかりはやめて欲しいですね」

雑巾持ってきます、といって背を向けるコーダさん。
私はすたすたと気付かれない程度にコーダさんに近づいた。










私の手には、空間の再構成で作られた「水の入った」バケツ。





バシャアアア





こちらの足元に水が流れてくる。
私はがら、とバケツを放り投げた。(壊れない程度に)

なっ


振り向いたコーダさんの髪が顔に張り付いて。





ちょっと色っぽいなとか思ったのは内緒である。(シリアスぶち壊し)





喧嘩両成敗って言うけど、それだと私だけちょっと足りないし
悔しいのでやりました。コケさせられなかっただけマシだと思ってください


っは!と腕を組んでイメージとしては女王様。
BGMはALI PROJECTで跪いて足をお嘗め。よしこれで行こう。(おま)

内心いつ殴られるかとビックビクだけどな!(ヘタレビビリチキン)

「な、何いって」
「大体気に入らないのはいいですけど今のはないですよね
仕事増えたじゃないっすか馬鹿?馬鹿なの?
ああ、水ふきは私がちゃっちゃとやりますから。





人にぶつかって、仕事を増やすようなら、休まれていて結構ですよ

ふう、と息を吐いて、体に張り付き始めた執事服を引っ張ってみる。
びちゃり、と音がした。そのとき。





ドンッ ガン ピチャ





ぎゃああああああああああああ!

ちょちょちょちょ、頭打った!てか頭つめたっ!
じゃなくて!






何コーダさん押し倒してんですか!ちょ、これ絶対たんこぶできた!
ちょ、早まるな!いやいやいやちょっと待て
俺何勘違いしてんだこの腐った頭!(混乱)

「…うるさい」
うるさいじゃない!うるさいじゃないよコーダさ、ていひゃひゃひゃ!痛い!
ちぎれる!やめれ!頬伸びる!もちのごとく!

ぷっ





あ。





「わ、笑った…………………………か、





可愛い……!!!!!

おっとつい本音が…!!

誰が可愛いだ(怒)
「ちょっコーダさんカワー!
怒った!つ、」

ツンデレ!と言おうとしたけど止めた。
よくやった腐女子魂。(※いっつも隠している為)

「く、くく」
「え、え、ええええええええ!?

何で笑われてんの!?
てかコーダさん可愛いな!(黙れ)

涙をぬぐった(笑いの所為で)コーダさんと目が合う。
ちょっち気まずいー。(おま)










悪かった












コーダさんから出たのは謝罪の言葉だった。

「え、え、別に、ただ、邪魔しなければ、別に、嫌いのままでいいですし、
なんで、え」
「嫌いじゃない」
「…もう一回」
嫌いじゃない、と言ったんだ
「け」

敬語じゃない…!!!!!
に、二回目のぎゃ、ギャップ萌え…!!!(一回目はシドさん)

「な、何で、無理はいい、んですけど」
「無理じゃない」
「…何で
「さぁな。今、好きになったんだ


…………………………………一目ぼれ…?(違)

「気まぐれに任せて、悪かった」

「今からでも、仲良くなれるか?」

少し、照れた顔で、悪かった、とでも言いそうな顔で。

も、もももちろん!寧ろ喜んで!ならせてください!
ぷっ
「ちょっ、ならないぞ!」
「それは困る」

ええええええと頭の中で絶叫した後、
半分起こしかけていた体を(コーダさんに乗っかられたまま
元に戻して、床に大の字になる。

冷たい。

結局、何ですか。私、ピーマン嫌いならそれでいいと思うんですが
さぁな。食わず嫌いじゃないか
何ですかソレ。てか今までのいろんな黒い感情消えちゃったよ…
何か損した気分


ぴちゃり。

水に浸っている腕を動かして、腕で目を覆う。
そして、大きく息を吐いた。










別に、もうなんだっていいや。
人の心ほどわかんないものは無いね。

そう、思って目を瞑った。






























2008.3.19