それはディーノと朝食をとっていたときでした。

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜



ディーノと朝食食ってて。
んで、よく見たら手が透けてて。あーもうさよならか!

……………さよなら?え、ウソ!?(遅)

みたいなパニック状態に陥ってとりあえず落ち着いて
ディーノにじゃあね、と言った後。





落ちた。





「…毎度の事だけどホント寿命縮みますよマジで…!!!

もちろんピーターパンの力使ってますが何か。

…でもさあ、





「…………暗っ





何か某マンションを彷彿とさせるお屋敷ですわね…!!!(混乱中)
効果音をつけるならゴゴゴゴゴゴゴみたいな(は?)

市松模様の床。おっきな階段。おっきなドア。でけぇ。頭上にはシャンデリア。

怖いよー後ろ振り向けないよー
ホラーは苦手やっちゅーねんちょホントやめて誰かドッキリと言え(おま)
















「誰だ」
ぎゃあああああああああ!!!!!!!















ちょ、えちょ、えええええええええええええええええええ!?(落ち着け)
誰誰誰!?
ビビビビビった!でもちょっと安心した!
私の足…返して?」みたいな死にそうな声だったらきっと気絶してたよ!

「えーと…」

ドキドキしながらそろーり、と後ろを向くと。

「…










ストラーイク…
は?

そこにはキャラメル色をした髪にブルーの薔薇(所々黒真珠みたいなのも
ついてる)を挿した青年が立っていました。

ただし…………なんか可愛い。いや、なんていうか
女の子っぽくないけど猫みたいな。つり目じゃないけど。





何かの漫画か…?でも見たこと無い…よなぁ?

その人はこつり、と杖と靴を鳴らしてこちらに歩いてきた。

「(杖…シエルも持ってたよね…)」
「お前は、誰だ」
あひぃ!?

おおーついついちょっと舐めるように見ちゃったよ(やめれ
雰囲気はそこまで鋭くない。不思議そうな感じだ。よかった、
これでにらまれたら私きっと何か変な事をいっちゃうよ。(え)

「…あの、ですね!」
「…なんだ」
突然で悪いんですけど本当すいません、
とりあえず今から言う事、信じてください!


謝りまくるあたり私は本当にチキンである。





「………………それは、命令か?





やけに凛とした声だった。
ずっと容姿に目が釘付けだったけど声もいいなぁ。アルト。
………………………げへへ(最悪)

「や、いや、命令とか大したモンじゃないけど…信じてもらえるのなら」
「ならば、信じる。はなから疑ってもきりが無い。話せ」
はい…

ちょ、この人いい人…!!!ツンデレとかツンバカだよきっと…!!(お前)

「えっとですね!」




















「…なるほど。異世界からやってきたのか」
「はい、そうですね、そうなります」

うん。と頷く。

「何か、証明するものは?」


んー…。スクールバックをあさってみる。
あ、あった。
アレだよ、よくトリップした子が証明に使う現代機器。

「これって、この時代にあります?」


携帯。

「…無い、な

もう一度、こつり、とその人は踏み出す。





良かろう。…俺はシド。シド・ヴィッカー。この屋敷の当主だ。
硬くならずそのままで話してくれ。悪いな、肩っ苦しいのは少々苦手なんだ


口調が少し柔らかくなった。
シド…さんが苦笑する。
何この人…!!!可愛い!受け!(てめ)

「え、えっと、です!」
、だな」

覚えるように呟くシドさん。かわいいよこの人…!!!(分かったから黙れ)

「あ、そだ、とりあえず手に職つけんと…
シドさん、地図かなんかもらえます?」
は?何言ってる。この屋敷にいればいい」
「え…
ほ、本当ですか!
「ああ」

ついついシドさんの前に詰め寄ってしまった。
わ、笑われたよ自分…!!!!

「ここは、住んでいる奴がもう少ししかいないんだ」


そ、それはいわくつきとかそんなんかな…!
ちょ、ちょっとそれは遠慮したいけど…いや…でも(どっち)


「そんなに心配しなくとも、人手が足りているからその人数なだけだ」
「あ、そ、そうなんですか…ビックリしました。お化けでもいるのかと」

………あれ、また笑われてる?

「…くく、俺は呪いは信じるが幽霊は信じない」
「変わってますね…(笑われてるよチクショー)」
こそ、な」

シドさんのミルクティー色の髪の隙間から、黒のピアスがちらりと見えた。




















「こっちは妹のコートニー。何でも聞くといい」
「シドさん、妹さんいたんですね」
「ああ」

目の前にいるのはおっきなリボンを髪につけたシドさんより薄い髪色の女の人。
こんなん2次元かテレビ(芸能人)くらいでしか見たこと無いよ…!!!
ちょっとつり目なおっきい目。片目は前髪で隠れてる。美人だ…!!
き、着ている服がセクシー…!!!(おま)

よろしく!っ!
「はいっ、是非とも!

手を握ったときなんかいい匂いしたんですけど。
やっべ同姓なのにときめきメモリアル…!!!(意味不明)

「それで、こっちは執事のコーダ・クラーク」
「よろしくお願いします」
「い、いえ!」

頭を下げたコーダ…さんでいいかな。
黒フレームのチェーンがついた眼鏡。黒髪黒目。執事服。
あ、なんか懐かしい。

何か顔が絶望先生にちょっと似てるとか気のせいじゃないよね(おま

「じゃあ…」
あ、の!
「?」

恐らく部屋を案内しようとしたらしいシドさんに声をかける。
さっきからタイミング掴めなくて困ってたんだ…!!

「すいませんでしゃばっちゃって」
「いや」
「それでですね、えーと…ここで執事、させてもらえませんか!」
「執事?」

首を傾げるシドさん。そりゃそーだわな、普通はメイドだろうよ。

「私、前の世界でも執事やってました。
なんかここにただで置いてもらうのも微妙だし」
コートニーは何もしてないが」
「ちょ、シド酷い!あたしだってやってるわよ!多分!
いやいやいや、でも(多分なんだ)」





分かった





シドさんが笑う。

「なら、頼む。無理はするな。頼りにしてるぞ」
はい!
「いい返事だ」





こうして、私はファントムハイヴ家改めキャバッローネファミリー改め
ヴィッカー家の執事になりました。































2008.3.15