うう…

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

気持ちわる…

こんばんは。胃からドロップアウト☆

あああああああ辛…(何)

「喉痛い…」

だけどあんま水飲むと吐くんだよね…
ちょっとにしとこ…また吐くかもだし

「漫画漫画…あー





絶望した…何時まで経っても収まらん気持ち悪さに絶望した…

何言ってるんだろうか私。(本当にな)
頭沸いたかな…元からか。
とりあえず漫画さがさな。楽になるし。










がらっ










ぎゃ!………………て、サイさん?」
「こんばんは」

ふわ、と寒い夜の風。
でも今の私には少し気持ちがいい…が

ちょ…血だらけ…返り血っすか
「あれ、なんで分かったの?」
「いや簡単にはやられそうじゃないんで…えーと…
とりあえず鉄臭いんでシャワー浴びてください…」
「んー分かった」

あの服…ちょうど原作んとこじゃないか。
どくり、どくりと心臓が鳴る。





怖い、怖い、怖い…





……………………気持ち悪い。

「う…また気持ち悪くなって来た…」

そう残して、私はトイレへダッシュした。
あーあ、あんな光景見ても平気でいられるとは…ははは。




















「あーすっきり!」

ふう、と息を吐いて少しだけ水を口に含む。
ふ、と影がさす。
後ろを向けば。

「あ、サイさん」
「…怖がらないんだ」
「んー…まぁずっと前にハイレベルな刑務所から逃走したりしましたから。





理由があるからといって他人を傷つけちゃいけないと思うけど、
何にも知らないくせに「悪い人」って決め付けるのは違う気がするんで。
まぁ、そりゃちょっとは怖いですけど


ほら、足ちょっと震えてます、と足を出す。
まぁ、こんな風に喋れるのは今までの経験のお陰だろうなー。
サイさんが腰をおろす。

「今日おもしろい奴に会ったんだ。今からあってくる」
「そうですか…










で、こっちにその刃物を向けるのは止めてください怖い!
「返り血は怖がらないのに刃物は怖がるんだ?」
だから怯えてるんですってば意外と!

そう叫ぶと、にこ、とサイさんは笑って窓から出て行った。

「何だあの人………………突撃となりの801ちゃん?

いやいやいや。自分でもなんだそれと思ったさ。
…あーだるい。




















「あーねむ…」

寝てないのと同じだよ昨日。
そして腹が減って煩い。あああ腹減りすぎて気持ち悪…(おま)

自転車がガタガタと揺れつつ坂を下っていく。

耳からヘッドフォンが外れそうになったので急いで掛け直す。
YUIの声気持ちいい…。





「(昼ご飯外で食べよ…っと)」





きき、と音を立てて自転車を止めて、ファーストフード店に入ろうとした。
が。





「…待て待て待て…





ヘッドフォンを外しつつ
後ろに3歩下がる。

「やっぱり…」










ワクドナルドじゃん…!!!!!!!危なっ私!










ヒステリアの爆発場所イコール事件遭遇。
何この危ない方程式。

「…やっぱ家で大人しく食べよう…」

もう一度自転車に乗り、そそくさと帰った。










…………………途中でパトカーが通り過ぎてったのは気のせいだと思いたい。




















テレビではどっかの誰かさんがヒステリアについて議論中。
ぶっちゃけこういうの役立つんだろうか…とか思っても声には出さない。

「あー食った…」

美味かった…ご飯作ってる途中で何回もお腹が鳴ったけど…
デザートもオマケに作っちゃったよ…





ごろ、と床に寝転がって、テレビを見つめていると。





「…あ〜手透けてる〜」

今回は食べ終わってから来てくれたっぽい。

にしても今日サイさん来なかったなぁ。
何時もは怖いくらいよく来るのに。
急がしいんかな。

あー

無機質な声を出してみる。
昨日吐いたから、喉やられてないか確かめるため。
やられてなかったけど。

「………………………寂しいじゃん…

足を振り上げて(重っ
下げた途端、





世界は消えた。






























2008.4.2