暇だけど楽しいです。とっつぁんのおかげで。(笑)

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

列の一番後ろ、扉の近く。
そこに私はいます、はい。

今ね、松平先生の話なんだけどね

「…文字通り『学を修める』旅行なんだ。ドンペリ
だから間違っても遊びは…」

ね、所々に欲望がはみ出てるよ。
おもしろいなぁ、もうとっつぁんは!

「(そういえばもうすぐ強盗の放送が入るよな〜)」

「あー、」
「(あ、バカ校長…じゃねーやハタ校長)」

まったくめんどくさいことをしてくれやがるなぁ。
あの触覚ちぎってやろうか(黒)

ひざに顔を埋め込んで、
小さく唸る。

とりあえず銀ちゃんが動くまで待ちますか。





















「?」
何でお前もついてきてんの?
いいじゃないですか

いいじゃん。
そうたいして早くくたばらないしね。

ちょっと内心チキンハートはどくどくなんだけどね☆(泣)



強盗はっけ―ん!
馬鹿だと分かってても内心はビビってるからね(ははは

その時、ふわりと髪が舞う。

「あ、服部先生」
教室に戻れ。あの強盗は俺が確保させてもらう」
「…ていうかお前勝てんの?相手三人よ」

黙って聞いていたけど、本誌とかそういう言葉は無く、
先生が忍者の末裔ということだった。

バリ失点?
先生そんな役立たずな異名堂々と言うはず無いでしょうが

そんな漫才をバックに服部先生は白のチョークを構える。

「すげーな。座薬が武器なんだ


あ、やっぱそういうキャラなのね。

そうこうしているうちに
チョークで攻撃。

でもやっぱりチョークだな。
威力弱い。(駄目だな〜服部先生

「全然利いてねーじゃねーか」
「(こくこく)」

腕を組んで、頷く。

服部先生は廊下を走り手刀を構えるもやはりというか
滑った。

大丈夫なのかな。

「あ、強盗逃げる」
「追うぞ」

そういって走り出す。





廊下って走っちゃいけないんじゃなかったっけ。
上履きの音と、スリッパの音が妙に虚しい。
と、理科室がみえる。

がらりと戸があいて出てきたのは平賀先生。

「ってかなんですそのダンボール」

小さくツッコミ。
まぁ、醤油が出てくる兵器だよねやさしい兵器だな
平賀先生好きなんだけどな〜。

「ぶわはは!唸れ!俺の空気砲!」

いっけね、いろいろ考えてるうちにそこまで進んじゃったか☆(痛い)

「ってうぉぉぉお!!!

びびび、ビビッた!(ビビリすぎ)
こっちに先生飛んできたよ!
愛が痛い!(愛じゃない)

「先生!あれ使ってやろう!」
「おう!」

ダンボールに指を指す。

そのまんま先生が側面をたたき効果抜群。が、

「油断は禁物だ銀の字!最後のとどめ、今度は横からじゃなく
上から箱を叩いてみろ!」
あっ、ちょっま
「うおおおおらあ!」

ピュウ

…やっちゃった…やっちゃったよ…
虚しい…


額に手を当てて、バックに哀愁を漂わせます、です。(ははは)

「おい、いくぞ
「…へーい」

ああああああ、もう…(何)





ちょっ、まっ、階段すべる!おま
只今急いで強盗追っかけ中。

てかさ、足のコンパスが短いもんだから追いつかないんだけど!

「(あ、こういう時に執事の力を使うのか)」

使ったら楽でした☆(キモい)

「あっ」

校舎の一階に行った!

「ってあれ」

坂本先生がいる。
わぉ。

「おお、金時と!」

名前間違えなくてありがとー御座います(棒読み)
先生は銀八だからね。

「てか先生早く捕まえようよ」
「あーそうだったな。とりあえず手伝え。挟み撃ちだ」

よっし!

「いやー、金時よ。そうは言うてもわしは争い苦手じゃきのう」
「(いやいやいやチキンでビビリなあたしでも強盗捕まえようとしてるんですが!)」

てかちょっ、先生女子の前で下ネタ言わないでください!
慣れてるから良いけど!(えええええ)


「じゃあこういうのはどうぜよ」
「あ、先生それは」
「おい、お前ら。今からわしがクイズを出すき。
見事正解したらここを通しちゃる。
不正解の場合はおとなしくお縄につく。
これでどうぜよ」

聞けよ。

「問題!球の表面積を求める公式を述べちゃり!」

r 2ね。
てかほんと話聞いてくんない?
酷いよね、皆

放置プレイですかコノヤロー

そんな悲しい思考回路を回っているうちに、強盗が逃げ始めていた。

「あ、ところで金時。体育館はどうやって行くぜよ?」
「交番で聞けボケェ!」
「先生先生、つれてってあげますよ」

つんつんと服の袖を引っ張ってそう言う。

「…先生さっきの問題4πr 2ですよね」
「おお!正解じゃ!」

と、体育館の入り口前まで来て
坂本先生がぽんと手を打つ。

「そうじゃ。わし職員室に忘れ物があったんじゃ」

「すまんの!」

ちょっ、…私の苦労水の泡?

「はぁ」
ため息をこぼして体育館に入る。

「あ、
「あー神楽ちゃん」

自分の場所に座り込んで、上を眺める。

「(ああ…WJになりてぇ…)」

ふう、とちょっとかっこつけてため息をついた。
途端、





動くな!動けば撃つ!
「(びくっ)」

ちょっ、ビビるじゃんか!
最近こっちはビビってばっかでいつ止まってもおかしくねーんだぞ!
おい、きーてんのか!(声に出さないあたりビビリ)

パンッ!

「(ひぃぃぃ!!!
おい、おま、動くなって言ってるのに動くんじゃね―よ!
撃たれるぞ!
ちょっと冷静になれよ!(お前もな)
)」

どうすんだ、この状況。
やっぱり執事の力とか使ったほうが良いのか!?


「あ…」

先生が居る。
任せても大丈夫?(人事)

「ただのどんくせーおっさんたちかと思ったら、
なかなかどーして、悪党ぶりも発揮するじゃないの」

…先生…
これもあの馬鹿校長のせいだよ触覚引きちぎってやろうか
あっプロレス技でもかけてやろうかないやいやあいつの身の回り破壊してやろっかな
て言うかとにかくムカつく(黒)


「ただちにビリビリバリアを解除するのだ!そして我々に逃走用の車を
一台用意するのだ!」
「ビリビリバリア?」
レーザーバリアですよ!

イラついたので叫ぶ。
あああ!もういらいらするなぁ!
今すぐ地団駄踏みたいわ!(怒)


こういう時に、骸の力を使いたいけど、使い方が分からない。

「ビシバシバリア、解除することなんかねーすよ。
こいつらはもう学校から出さねえ」

先生かっこよす(おま)(シリアスぶち壊し)
もだえている私に誰も気付かないまま(気付かなくていいんだけどさ
先生が片足を後ろに引く。



「わかったぞ、坂田君!どうして君が自身たっぷりなのか。
君はあれをやるつもりじゃろう!あの、サンダルを相手めがけてピュッて飛ばすやつ!
うん、あれはいい!あれはやるべきだ!さあやれ!
「「いや、バラしてんじゃねえよ!」」

先生と私の声がハモる。
なんてこったいあのバカ!

が、その途端先生がサンダルを勢いよく飛ばす。

結局原作どおりなのね(ホロリ)

バレーボールが落ちて、
バン、というバウンド音のあと、ボールの弾みが小さくなっていく。

が、





パァン!






誤発。
咄嗟に執事の力を使って、
走る。





玉がゆっくり動いているように見える。
ゆっくりと、落ち着いて弾丸を握る。
また撃たれたら堪らない。





畜生道…!!!





そう心の中で思った途端、右目に風がひゅんと通ったような気がした。

ボタッ

「あ…」


もしかして畜生道が利いた?
蛇が銃に巻きつき、誰も触れない。

消えろ。
そう思うとぱっと消えた。





…!!!





なんかカッコイイ…!!(シリアスぶち壊し)

〜!!
「ぐはっ!」

神楽ちゃんの喜びの抱擁という名のタックル。
あ、愛が痛い…。

「すごいアルな!へへっ!……!?
どうしたの神楽ちゃん」
…手、が透けてるアル」

驚いて、両手を見る。

「あちゃ〜…」
「えっ、どうしたアルか!?弾でもあたったアルか!?」
「うん、神楽ちゃん落ち着こう、弾あたっても透けないからね

これから言うことよく聞いて、と神楽ちゃんの肩に手を置く。

「私、実はね、この世界の人間じゃないの」
え…!?
「これから空間の再構成っていうのやる。
私は転校したことにするの」
「で、でも!」
「…大丈夫。神楽ちゃんが覚えてて」

そう言うと、神楽ちゃんは涙のたまった目をこする。

「分かったアル!」

にかっと笑う神楽ちゃん。

「じゃあ…空間の再構成!

これで多分大丈夫。

もう透けちゃって頭しか残ってないな。
…なんかホラー…(シリアスぶち壊し)





「じゃあね!神楽ちゃん!」






























2007.10.9