うへーい…(何)

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

「うう…」





頭いてぇ…考えすぎたかなぁ…





こんにちは。です。
只今昼食作ってます。
今日のランチメニューは生ハムと菜の花のパスタです。
後なんかもう一品作ろうかな…(既に執事色

っ!
うひぃ!
「あはは、驚きすぎー」
「こ、コートニーさん…」

後ろを振り向けば悪戯っぽく笑っているコートニーさん。
ううむ、美人は何をしても似合うね!

「呼び捨てで良いのにー」
「いやなんかちょっと雰囲気的なものが」

というかこんな美人さんを呼び捨てにしていいものだろうか。

そうあほくさい思考を巡らせていると、米神がずきり、と痛む。
いてーいてー。

しょうがないので人指し指で米神を押さえるとそこがどくどくと動いている。
うわぁ。

「どしたの?頭痛いの?」
「…………ええ、まぁ」
「…何かあった?







ええ、ものすごく。





すこし濁して答えた私に何かを感じ取ったのか
コートニーさんは不思議そうな顔をする。

「アレですね、世の中生きていくためにはちょっぴり苦手な人でも
涼しい顔して対応しなけりゃあ駄目なんですよね…



遠い目をしてそう言った私に、コートニーさんは肩をぽんぽんと叩くのだった。




















春ですねぇ…
そうだな…





ああ気持ちが良い。





はじめてこっち来た時に薄暗いお屋敷だなとかなんかもういろいろ
失礼な事言ってすんませんでした…!!!!(おま)

窓を開ければぽかぽかと柔らかい日差し…
蝶々が飛んでてもおかしくない気がする!ね!(何)





そんな中、シドさんと息抜き。





「…、ここには慣れたか?」
「何かいろんな世界行くから順応性的なものがついちゃった気がしますね」

そういえば最近胃からドロップアウトやってないよねー(おま)

「そうか」
「こうやって普通に働くのも楽しいですよ〜」
「…
「はい?」
「最近、そうだな…困ってる事があるんじゃないか






わーシドさん直球ー…





じゃねーや、

ちょびっと…
「やっぱりな。見てて分かる」
「コートニーさんにもお昼に言われました…」
「時々少し暗い顔をしているからな。まぁすぐ明るくなるんだが」
「(そういうのを忘れちゃうタイプの馬鹿なんです!)」

ひゅーるりーと外は暖かいのに心は冷たいぜ☆(泣)
自分でやっといてあれだけど痛i(当たり前)

「何かあったらいえばいい」
「はーい。でも大丈夫です。私負けず嫌いなんで」
「そうか」
「ただちょっとしたことでポッキリいきますけどね!」

シドさんはきょとん、としてから、少し笑った。
かわぇええええええ!!




















嗚呼、やらなくていいのに


それは夕飯の支度中でした。
今の心情。





うわぁ…来ちゃったよ…(ははは)





そこにはコーダさんがいた。
も、ヤダ…

「いいんです。私このまま居座ってるのはアレなのでー」
「そうですか?別に只の客人だからいいじゃないですか」
「(この野郎…!!!!!!!)」










そう、最近の悩みの種はコーダさ…こんな人にさんは要らないか!(黒)










ねちねちねちねちと姑のごとく私をいびってくるのである。
ぶっちゃけちょっと迷惑である。

なんかセバスチャンから愛想とちょっぴりの親切を奪ったような人である。
何この人。

てか完璧に見下してるよ目が。
でもそんなのもかっこいいとか思うのは末期ですか(末期です)

「嗚呼、鍋から目を離していいんですか?駄目に決まっているでしょう」
「はい、そうですね(この野郎!)」





表面上はにっこりと。心の中では暴言を。(おま)
うふふふふふ〜鍋に頭突っ込みますわよこの野郎☆
…まぁ、そんな事は出来ないんだけれども。





ああ、ちなみに今日のディナーは
野菜のテリーヌ、新ごぼうと新里芋のポタージュ。
ポーク肩ロースの春キャベツとベーコンのソース。

デザートはマンゴームースとフルーツのコンポート添え。


…作りすぎた?(





こう、ほら、練習して上手く出来ると
みんなに食べてもらいたいじゃないっすか…!!!!






…ま、いっか。私も食べるし!
だって優しいんだよシドさん!みんなで食べたほうがいいって…!!!

ぼけっとしてていいんですか
「(それに比べておま…!!!優しいのかきっついのかわかんねーよ!)」





折角嬉しい気分でお花飛ばしてたのに思いっきり氷の矢が
頬すれすれに飛んできた気がしたよ。






もうなんかヤダメデューサ。
…あれ、なんかお通語みたくなっちゃったじゃん!(自業自得)

「まぁ、せいぜい食器を割らないでくださいね

おまえ…!!!おれがそのていどのれべるだといいたいのか…!!!

あ、やべぇ俺っつっちゃった。
冷静になれよしなった。

はい、分かりました!

笑ってそう言えば、一瞬、眼鏡の奥の目が苛立って釣りあがった気がした。
っはん!(おま)





とことん戦うんだぜ!(雰囲気ぶち壊し)






























2008.3.17