とにかく博打で儲けようかね(え)

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

まぁ3分の1冗談は置いといて(え)





あっちぃ。





ちょ、とけるじゃん。
私まだチーズにはなりたくねぇ!
…あーなんかもう脳内でしゃべんのめんどくさくなってきた。

銀さんは足を桶の水に突っ込んでるし(アイスくってるよ
神楽ちゃん扇風機に顔近づけてるし
新八君はソファに足を乗せ、床に寝転がり
定春は冷蔵庫であさるように涼んでいる(お、お金が…

ちなみに私は壁にもたれぐったり。
こんなんじゃBL本読む気にもなれん。

てかずっと前暑い日にBL本よんでたら合計五回の鼻血が出たことがある(実話)
ちなみに灰男のアレン総受け本。

あーちくしょこのやるせないイライラ感をどこにぶつけよう。

「462」

新八君が呟く。
たしかぶっ倒れた人の数だっけ。

「何それ?」
「今年の夏熱中症でぶっ倒れた人の数ですよ」

ほらね。

「マジでか」

マジですよ神楽ちゃん。

「銀さんやっぱエアコン買いましょうよ
今年の猛暑は扇風機だけじゃ乗り切れませんってコレ」

まったくだ。
ぶったおれたらどうすんだ。
肝試しでもいっそしてぇ。
夜じゃなくて今すぐさぁ…
そうだ、隣のヘドロに危険なことを10個くらいするとか。
もういるよねヘドロ。
やっぱやめとこ(チキン)

「バカ言ってんじゃねーよ
そんな金どこにあんだ?
エアーをコンディショニングする暇があるなら
マインドをコンディショニングする術を覚えろ」

あーなんか銀さんの声が他の星の声に聞こえる…
あれ、でも銀魂だから宇宙人はいて、
日本語は話す…?
何いってんのかさっぱりわかんね−や。

「心頭滅却すれば南極もまた北極だよ」

どっちも白くて寒い世界ですよ…。

「銀さん言っとくけど南極は南って言ってるけど
別に常夏じゃないですからね」

新八、正解だ(何)。

銀さんが神楽ちゃんの頭をスリッパで引っぱたく。
こら、私の神楽ちゃんに何をする(もう酔いどれ)

「あん?わかってるよお前南極がお前常夏のパラダイスなワケねーだろ
つまり俺が言いたいのは心頭滅却してもアレ…
何も変わらないよね」
「恥ずかしい!間違いを隠すために持論を捨てやがったよ!
ひどいよこの人!
今までのやり取りがパーだよ!」

あ、そこはやっぱとかじゃないんだ。
現実だもんね。上とか言ったら
漫画認識してることになっちゃうもんな。

てかもしも冒頭からここまでを本にしてる人とかがいたら
パーではないよ新八君。
たぶん結構埋まってると思う。

銀さんが扇風機をひっぱる。

「大体こんな日に外出てみろ
エアコン買う前にバタンキューだ
こういう日は大人しく家でゴロゴロしてるに限るの」

なんか子供の遊びに付き合わないお父さんの言い訳みたいだよ。

神楽ちゃんが扇風機を引っ張る。

結局引っ張り合いという不毛な争いが続き
「ハァー頼みの綱は扇風機だけか
みんな大事に使いましょうね」
という新八君の先生っぽい意見
反して

ボキッ

という不幸の音がした。
だめだこりゃ。




















結局銀さんは万事屋を出て行き、扇風機を買いに行かされた。
こわかったよ。新八君の剣幕に脅えて
銀さんが正座してるもの。
さて、ひまんなっちゃったな。

出かけてこよ
「え、でかけるアルか!?
「うん」

もしかしたら見回り中の真撰組隊士さまにあえっかもしんないじゃん。

「いってきまーす」

ローファーのつま先をとんとんとついて、
いつぞやの100円ショップで買った鞄に入っていた扇子を持ち出かけた。




















…とにかく歩く。
意味もなく。
べつにどうということもないしなぁ…

ふと、横を見れば、
………3人くらいの男にねーちゃんが手をひかれて店と店の隙間に…





ちょ、完璧襲われてるじゃんんんんん!!!!





とにかく踊るようにあたふたしながら(どんなだ)
とにかくねーちゃんが引きずり込まれたところへと向った。
ちょっと怖いけど(チキン)





やっと姿が見えてきたと思ったら
…可愛い姉ちゃんに男が顔を近づけている。





なにやってんですか!





私はおそらく電車男並に震えたであろう声を出した。
とりあえず勢いに任せ、ねぇちゃんを放し、
振り向いて目で合図する。





に げ ろ





ふっ。こんなんだから男の子の方が良かったって友達に言われるんだよ…!!(泣)

そのまま腕をつかまれる。相当怒っているようだ。
力が強い。

しかーし!なめないでもらいたい。
私は少林寺拳法を習っていたことがある。
……小学生まで(ちーん)

とりあえず、小手抜き上段突き

するりと抜けた手から全力で走った。
もうなんか一生かけたみたいなくらいに走った。

走りながら叫んだ。





こぇぇえええええぇえええぇぇええええ!!!!(半泣)」





そのまま光が差しても
万事屋銀ちゃんまで全力疾走した。
どこかで、「ハルヒの世界でもらった力を使ってみればよかったな☆」とか
素敵に腐ってる自分がいた。




















ぜっ、ぜぇ…はぁ…うぅ…

苦しい!横っ腹が痛い。
口の中が乾燥地帯の砂漠だよ!

ちっきしょーい!
強姦がなんぼのもんじゃーい!
すいません、ちょっと怖いス(チキン)

呆れて
戸を開ければ、

ドカッバキッゴッシャ

…なにこのバイオレンスな音。
ああ、地球防衛軍ね。
ほんとなのにねぇ。
てか真撰組にあえなかったなぁ…

またハルヒんときみたいに
不完全燃焼で帰るんだろうか…
いやっすよ(何)


あーあ。
どれくらいこっちの世界にいれるのかなぁ。






























2007.7.8