つめた…っ!!

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

パン!

「あ」

いろんなところで割れる音。

ポツ ポツ

それと、降ってきた雫。

サァァァァァァ

「そして…雨…って冷たいィィィィ!!!!

なに物思いにふけってんだこの馬鹿!自分の事だろ
あーあ、風邪引いちゃうよさっぶーい(黙れ)

「すいません」






ガシリ




アレンが私の手を握ってる…!!!!(感動)
でも、でもね。






この雰囲気「ちょっと署まで来て貰おうか」の雰囲気に似てる…!!(当たり)





「ちょ、はなしてください!
「いえ、ちょっとお話を聞くだけですから」
何の話!?

とりあえずアレン、ラビング(違)が後ろで
気分悪そうにしてるからどうにかしてあげなよ!

愛の力で!(誰かコイツもどうにかしろ)

「…うう

結局手を(強制的に)引っ張られて
クロちゃんのもとへ。(クロちゃん言うな)

あーあいいシチュエーションのはずなのにね!
もういいや諦めよう…(遅)

「クロウリーさん?」

つめた…さっきから冷たい…雨が…(おま)

「このアホ花…」

あーあ。
そう呑気に思ったとき、クロウリーの口から出る罵詈雑言。
あーあ(なんだよ)





ガブッ





うわぁあああ!!
クロちゃん何やってんだ――――!!!花がお怒りになったさー!!
貴方もなんかいってください!
「(めんどいもんねーふーんだ)」

アレンがどんなに可愛くたって受けっぽくたってまだ言うか
声はださねぇぞ(変なプライド)





うるさいである!!!
!?





耳キーン…ってした…(雰囲気読め)
ってああああ涙でぐちゃぐちゃだよクロちゃん…(クロちゃん言うな)

食人花の力がもっと強まる。

ああああヤバイ…
雨に打たれて体が冷えた上に
揺られて…気持ち悪い…(おま)

「(ちょっ…アレンさん早いとこクロちゃん説得して…(人任せ))」





理由の為に生きればいいじゃないですか





…………………気持ち悪い、吐く…(黙れ)

どうにかおろしてもらって、
とりあえず、壊れてないところへ(ほとんど砂になっちゃってるよ)


「あの、大丈夫ですか…」
「大丈夫だったら、こんな感じじゃ有りませ…

うぇぇぇぇ。きもちわるっ!お腹の中に何も残ってないから良いけど…。
胃液でそう…(出すなよ)
アレンちゃん酷い…仮にも女の子だぜ…(アレンちゃん言うな)





っくしょーい!





あーあ親父臭いのデター。
もうどうしようも無いよ。

とりあえず自己紹介したけど、気持ち悪くてプルプルしてます(キモい)

「それで貴方…さんは何故ココに…?」
「…で良いよー。私はね、エリアーデの(会った途端になった)友達なの」
「「「友達!?」」」
「そー。でねぇ、ちょーっととある事情で衣食住が無いから相談してたの()」
「…そうなんですか」

ラビはふと顎に手を当て、考える。
そしてひらめいたように言った。
あ、かわいい…(黙れ)

「んじゃあ俺たちと一緒についていかね?」
は!?
「(ちょっ、アレンが何言ってんだコノヤロウって顔してますが)
いいならついてくけど。いちおー戦えるし」
「は?」
「二人ともエクソシストでしょ、さっきの格好からして」
知ってるんですか!?
「おーう」

手をひらひらと振る。

「ちょっちイノセンスとはちがうけどね、戦えるよ」
「…なら、」
「ついてくっか?」

ラビが聞いてきたのでこういいました。

「…よろしくお願いします」




















「さぶ…」

ちょっとさすがに寒いし、この格好だと浮く事間違いナシなので、
ぱちんと指を鳴らして、服を黒のフード付きの長袖、迷彩の長ズボンに替えた。

「あれ?いつのまに着替えたんですか?」
「ん?特技の一つ()」
「へぇー」

ぼうっと前を眺める。
二人の会話が耳に入る。

確かにあんま前向きな方法じゃねェかもだけど
今のクロちゃんには「理由」が必要だったと思うぜ


なんとなく、口が勝手に音をつむいだ。
確かに、理由のために生きる、はあんまり好きじゃないんだよな。





良いか、悪いかの基準なんてね、勝手に人が決めたもんなんだから、
どっちに取るかは人の自由というか勝手なんだよ。
大体、悪いと思うなら、ついてこないよ

「…そうですね」





私かっこいいこといった?(その所為で台無しです)
そう思ったときだった。





ドン!!!!!





思い切り火に包まれる城。

「…さぁて、」

火の中に見える黒い陰は、
侑子さんの言っていた「無敵の呪文」をつむいだ。

行きますか










大丈夫





























2007.12.11