あらららら……!?

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

……

このパターンぶっちゃけ慣れたが、





何ぞコレ。





今物凄くキョン子の倦怠ライフ・リターンズかかってるとかハイ私駄目人間ー
てかもうちょっと寝てたいんですが。眠い眠い。





でも、問題はそこじゃあないだろ。















なんで、カイト兄さんが隣で寝てるのかなって事だよね☆(うぜえ)















ちょっとミクがよかっt(最悪)
いやいやいや。
どうせまた寝てる間にトリップしたんだろうけどさ。





えええええ。





なんでまたボカロ。何故ボカロ。
ブームか。ブームなのか。(ブームです)



「…くぅ





かーわーいーいー
何この子すやすやねてんの。襲って欲しいのかな?ん?(違)
くぅ、って何よ。可愛いな!

がくっぽいどに押されないようにね!(最悪)

肌しっろ。髪の毛さらさら〜。やっぱ顔整ってんな。
なんか甘い匂いするし。アレか?アイスか?ダッツ希望。(意味不明)











私変態くっせーーーー…。(何を今更)










どうしても夢小説の乙女のようにはなれない、そんなであります。
状況に焦るより先に(慣れちゃったから)美形キャラ観察て。





とりあえずここどこなんだ。
もうそろそろカイト兄さんの寝顔見るとかやめねば。





きょろきょろと辺りを見回す。

が、薄い水色の空間に、青とか白のほっそーい線が通っているだけだった。
恐らくPC内とは、やるなお主!(何)

普通はアレじゃないの?ほら、パソ子さんからぐにゅあ〜んって(おま)
でもトリップだしな。……トリップだしな。(何で二回言った)





もうそろそろ想像という名の妄想止めて
カイト兄さん起こすか…!(※目が覚めたようです)





ゆっさゆっさとカイト兄さんを揺らす。
なんか手触りがむっちゃいい気がするんですけど。気のせい?(気のせいです)

ん…
………………………おーきーてー

思わず喘ぎご…うえっほん、
色っぽいかんじの声に一時停止しちゃったじゃないか。
無駄にいい声してんな。

「…ふ…ぁ」

また色っぽいな。
うっすら開いた目が、私を捉えてぱちくりと瞬きをした。















そして、心地よい声が、思い切り悲鳴をあげた。




















「おねがい…いきなりさけばんで…
「…すいません」

そりゃあびっくりするだろうけど、そんな女子みたいにおっきな悲鳴上げなくてもいいじゃん。
私痴女?

何これ、夢小説だったら立場交代してるじゃないか。
ヒロインとキャラの立場がな!(泣)






それよりもさっきから謝ってくるこの大型犬はなんだろう。飼いたい。(駄目)





カイトは買ったことあるけどな〜むずかしくてな〜…ミクとかもかったけど…
元々音楽の才能は無いし。使い方はぱっと分かったけど。

コピー曲歌わせてそれから使ってn(お前)

「…とりあえず、えーと状況理解してくれました?」
「まぁ…」

話だけはした。
とりあえずここでないと。私、人間だしな。

カイトのほうをじっと見てから口を開く。

「…じゃあ、私ここでますから。ごめんなさいね、睡眠の邪魔しちゃって」
「…え?出ちゃうんですか?」


そんな寂しい、みたいなうるうる目で見ないで。
某マフィア漫画思い出しただろーが。

私より背が高いくせにっ……!








「……はぁ、分かりました。カイトさんも外でます?
いいんですかっ!





白白しい!
でも可愛い!(おま)

「いいですけど……知りませんよ別に」
「はいっ!あ、それと俺、カイト、でいいですよ、敬語もいらないです。えーと…」

さん!





ぐはっ!合成音でないカイトの名前呼びに、に100のダメージイイイ!
コレはいい。クる。(何が)





「カイト…それ駄目よ抱きついてもいい?
「?…いいですけど……?」

おっと本音が。
それでも引いたりしない紳士な(ヘタレとも言う)カイトに萌え。

お言葉に甘えてよりかかるように抱きつく。
これで嫌がられたら傷付くわー。
においあめーな。女の子みたーい。いーやーさーれーるー。

てか、私、出会って数分の人にいったいなにやっているんだろうか。





まぁ、とりあえず離れて。





「んじゃあ行くから、手」
「はい!これでマスターに、ちゃんとあえます!」

マスカイとか考えてごめん(本当にな)

差し出された私の手をぎゅっと握るカイト。
実はコレ、何の意味も無い。





げへへ役得(最悪)





俺…カイトのためだったら、攻めにでもなるよ!(やめて)

片手を挙げて叫んだ。





空間の再構成!





声が、響いた。






























2008.5.18