……んー……。

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

眠い。
気持ちがいい。
心地いい。
まだ寝てたい。





が。

「執事のしちゅっぅがっ!

……舌噛んだ。
地味に痛い。

ちなみに、「執事の執務があるんだよね」とか
格好つけて言おうとしてました。すいません。





てか、服執事服のまんまだ……。





着替えるのめんどくさくて。
んで、ご飯食べたら案の定眠たくなって。





んでそのまんま?…そこ汚いとか言わない!(あ、いやすいません)





とりあえず空間の再構成だけして、風呂に入った事にしよう……。
指をぱちん、と鳴らせば(これ上手く出来ないときとかあるよね
しわがついていた執事服も綺麗にピシーっとなりました!

最初はちょっと窮屈だったけど、慣れてくるとそうでもなかったよ、執事服。















「さーて……現実逃避は止めようかなぁ……あははははは















今私の状態を漫画で表わすなら汗ダラッダラ。
実は舌噛んだのもその所為でして。











えーとですねぇ……此処何処?(えええええ)










目の前に、なんだかとってもファンタジーなものが見えますあっはっは。
え、何?Gファン?
何気に怯えながらも心配してくれてるありがとう。

えー目の前に、ユニコーンさんやら妖精さんがいます!
いや、確かに締め切り前には見たさ!原稿のね!修羅場とか!
だがな、どう見てもリアルだぜコレ。

とりあえず、いくつか心当たりがあるんだこの光景。
というより、私の予想が当たってたらどうしよう。















誰だ!?















ほれみろほれみろほれみろうわあああああん!
なんとなくデジャヴを感じるけど!でもでも!

振り向けばやっぱり。











いくらなんでも、英国違いは無いだろ!

この素敵な眉毛、
オーラからして分かるツンデレっぷり。(いや、ヤラレっぽいけど)






本当に、英国違いです。
私の知ってる英国は国です。





……人じゃねーよォオオオオォォオオオ!!!!!





……というわけで私はAPH通称ヘタリアの世界へと
迷い込んでしまったのだ……!(ゴクリ)(息継ぎ無)






あ、すいません調子乗ってただけですすいません。(ヘタレ)

あっ、ヘタレな私にはピッタリかもネ☆(聞いてない)

妄想していた私にしびれをきらしたのか、
はたまた寂しくなったのか(違)
イギリスが怒鳴ってきた。





おい!無視するんじゃねぇ!
ひいいいいい!違う!違う!違いますううううう
私は断じて変なヤツじゃない!変なヤツじゃないんです!






私は泣き叫んだ。

ビバ・押し攻撃。(黒)

こうやって予想以上にビビることによって相手の戦意をちょびっと削ぐ!
ちょびっとな!!(分かりましたから)

案の定予想以上に驚いたらしいイギリス。
……アレ、ちょっと引いてる?(泣)

お、おう……
「(よっしゃこっちのモン!)ちょーっと……あの、お話聞いてください。
それだけでいいんで」
イギリスっ、ちょっとでいいから聞いてあげて!
おおう!?

思わぬ味方:妖精さん(仮)

ちょっとびびっちゃったじゃないか……
嬉しいけど。にまにましてますよどうせね!




















「……というわけです」
「信じられn「妖精さんはいるのにですか!?妖精さんはいるのにですか!?
わ……分かった

ちょっとは信じろよ。(黒)
英国紳士じゃないのかコノヤロー。

「イギリス……確かに、何にもないとこから現われたし」

肩に乗っかっている妖精(一番始めの味方)がそう小さく言った。
いや、小さく言ったっつうか本体的なものが小さいからね。

でも迷惑かけちゃったことに変わりない。
謝らんと。

「どうもすいませんね本当に」

そう頭を下げて、顔を上げると。





ぐきゅるるるる〜。





よく聞く(というか見る)音に、思わずイギリスのへっこんでる腹を凝視した。
イギリスはすぐに腹を覆う。

えーリアクションに困るんですけど…。
今まぁまぁ普通の雰囲気だったよね。

「…えーと」
なっ、バッちがっ
何も言ってませんが
「……

墓穴掘ってるよかーいい。かーいいなさすがイギイギ。(イギイギ言うな)
しょうがない。

「……そうだぁ、私お腹すいてるんですよ、ご飯作っても良いですかね?
よければ、食べてくれませんか?」

あくまで、私が、だ。

しょ、しょーがねーな!べ、別にお前のなんか食べたくないけどな!
そこまで言うんだったら食べてやるよ


そこまで言ってませんイギイギ。

ていうか初ツンデレだろうかコレは。
ちょっと微笑ましい感じだ。





でも慣れたらイラッとするんだろうなー…(遠い目)





「えーと、キッチンどこすか」
「あ、ああ……ちょっと待て」

よっこらせ、と床から立ち上がった。

そう、私はずっと床に座っていた。
イギリスはこう……膝をついていましたが。辛くないかそれ。

……一応、どこのものとも分かんないやつだが一時信用?してくれたんかな。
だってそうでしょ、何もしらんやつにメシ作らせるとか。
……うん。





まぁ、いっか。
とりあえず、なるようになるさ。































2008.7.8