さてと。

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

「あー……まさかナカジとはねぇ……」

今日会ってしまった、あの、あの!(強調)
眼鏡の事を思い出してニヤける。





……まだ言ってるとか言っちゃいけないよ。
眼鏡スキーな私にとって、学ラン好きな私にとって、黒髪スキーな私にとって。

ナカジがどれほど大きな存在であるか……!





……とか言いつつパソ子でナカ神とか毛神とか見てますが何か。
神攻めもアリだと思いますが何か。(最悪)





夕飯用に作ったピラフを口に運びながら、
スクロールバーを下へぐぐいっと。

「ふむ、……あ、神攻め

マイナー大好きです、ええ。





にやにやしながらむぐむぐと口を動かしてきたら、





いきなり誰かに背中を叩かれた。





ぶひょっ!?

……獄卒くんの笑い声の失敗Ver.みたいな声が……!
米、口からちょっと舞ったし!パソコンの画面にひっついてるじゃん!





慌てて後ろを向いたら、MZDがスバラシイ笑顔で「よう、」と手を上げていた。





……
……(にこにこ)





何でそんなに私に構うの!私のことが好きなの!?多分無いけどな!(断言)
にこにこした神様は、私の前にあるパソコンに気が付いた。

「おー?何だコレ」
ひぎゃああああああ!

慌てていかがわしい絵(※バニガーMZD)の表示されたページを閉じる。
ついでにパソコンの電源も落とす。

「んだよー、見せろよー」
駄目ええええ

らめえええええ!とか言ってる暇も無いくらい必死な私、乙。
慌ててマウスをひっつかみ、MZDの手の近くから離す。
手を伸ばし、宙を掴むMZD。





……ああ、ハルヒ一期にもこんなシーンあったね……!(腐脳)





て、ことはMZDがみくるちゃ(黙れ)
……こほん。





「……まぁ、いいけど」

ふ、と息を吐きながら浮かせていた腰を戻すMZD。

ふぉおおおお……良かった……。
マジでくたばる五秒前だよ。オワタになるトコだったよ。

ぱたん、とパソコンを閉じて、MZDに向き直る。
説教するみたいに、正座をして。





「……それで、何か御用でも?
……ていうか、一日に何回顔を合わせてるんですか、私たち

後半はもう半ば呆れながらそう言う。
だって大体、約3時間前にサヨウナラしたばっかりよ?

……

オイコラ、目線をそらして口笛吹くな。ぴゅ〜♪じゃねえんだよ、可愛いな、畜生。
はあ、と溜息をついている私に目もくれず、MZDはきょろきょろと辺りを見回す。

「……なんか、いい匂いするな」
「ああ、ピラフですかね」

うっかり換気扇をつけるのを忘れていてね。
途中から換気扇回し始めたからね。

「ふーん……」
「あ、食べます?」
「あるのか?」
私用のおかわりが






……なんぜそんな「お前本当に女子か」みたいな目で見るの。





「……あげませんよ
ごめんなさい!食う!




















ほーぴえぱよ
「はい?」

そういえばよ、って言ったのかな。

むぐむぐとピラフをかきこむ神様はリスみたいで可愛かった。
男(※攻)どもに見せてやりたい。けけけ。

、お前……どっか悪いところ、無いか?
「……ハァ?

スプーンで私を指さしながら、聞いてくるMZD。





……悪いところ?悪いところ、ねぇ……。





「え、それって健康的な意味ですよね?……だったら最近、頭痛が
やっぱりか

神妙に頷くMZD。
……神妙ってカプ表記みたいz(黙れ)

「は?え?」
ちゃんと、休めよ
……





……休んでる、と思うけど。





「何でですか?そんなオーラ、出てます?」
「おう、神だし、分かる」
「……ふうん」

私異世界人のハズなんだけど、MZDには見えるワケか。
不思議だなぁ。






……。





「じゃあ、今日付きまとってたのも、私の体調を調べるため、ですか」
「ん?そうだけど。何だと思ったんだ?」
いや、てっきり私の魅力にやられてストーカーを、
……
いや、冗談なんでそんな目で見ないでくださいマジで






いやもう、そんな目で私を見るなァアアアアアア!






























2009.5.31