あああああドクンドクンしてるよ!!!(煩い)

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

とりあえず私の前ではディーノが
ヤクさんっぽい方々と話してます正直こえぇええ!!!!(泣)

しかも私立ったまんまです…!!(というか座りかけた)

とりあえず小説通りに進む…んだよな!?(何)

「ディーノ、姉ちゃん、こいつらだよ!」
「(ひぃいいいい!!!!)」





何故私の名前をだすぅぅううぅぅ!!!!???





ちょ、え、おま、ええええええ!?(落ち着け)

「ほぉ…そのさんとやらはどちらさまですかねぇ…?」

にたり、と笑う顔は正直萎える。
でもそんなこといってる場合じゃないんだよね!(泣)

少年の声を皮切りに次々と飛び出す皆の怒りの言葉。

そして何故私の名前が入っている!?(泣)
ちょ、もう私ただのチキンな一般人ですってば!

ちょ、
!」
まっ
姉ちゃん!」
だから、
「オレらはちゃんについてるぜ!」















ちょっと!」「ガタガタ騒いでんじゃねぇ!















「()」

ああああああああああああああああ

やっちゃったー…
雰囲気としてはシーンとして物凄く気まずい。

俺の馬鹿!間抜け!ヘタレ!ビビリ!チキン!

そしてそんな雰囲気の中ディーノが啖呵きって状況悪化。
バカァアアアアア!とディーノを心の中で罵り
これが顔面蒼白かと冷や汗を本気でたらしつつもポーカーフェイスで乗り切る。

チクショー!

と、心の中で涙しているうちに話が進んでいた。
あの、小説にもあった、
男がキレて、ディーノを殴ろうと、する、










「……っ、駄目!










ぎゅっと目をつぶって手で顔をガードして。
どくり、と心臓がはねた気がした。

痛みは無い。

と、言う事は。

っ…

ろろろろろ、ロマさん…!!!(雰囲気ぶち壊し)
ヤバい、今なら貴方に惚れそうです…!元から大好きだけども…!!


「誰に手をあげてんだ、キサマ」

ふいにじわりと目の奥が熱くなる。
怖かった。

今までいろんなトラブルにあったけども。
助けてもらえて。嬉しくて。

少し、はっ、はぁっ、と荒く呼吸をする。





目から汗が出そうです…!!!!(お前)

「聞こえなかったのかなぁ!」





バキィィッ!





ぎゃああああああ!!!!!痛い!音が痛い!
聞いてて痛い!歯が浮く!

もうヤダ…

なんかもう哀愁漂ってる気がするよ…

ぺたり、と床に座り込んで、
あいつらは出て行って。
ディーノとロマさんの会話を聞き流して。

慌てたオバチャンが私を立ち上がらせてくれた。

そして皆の期待の声に、ディーノは追い詰められたように言葉を発したのだった。





















「って、無理だ――――っ!」
「…ディーノ、ベッド揺れるんですが

力を抜ききったまま上半身だけ体をベッドに沈める。
嫌なくらいにベッドは気持ちがいい。

「…あ、わりぃ……あの、さ、、ごめんな」
「…」
「こんなことに巻き込んじまって…関係ないのに…」
「…えい!
うえ!?

しょぼくれる大型け…ごほん、ディーノの前髪を少しつまんで引っ張る。
情けない声だなぁ。

「あのねー友達なの!確かに面倒事は嫌だし、なるべく避けたいけどさ
関係ないは無いでしょ!私とディーノは友達!関係ある!
「そ、そりゃそうだけど…」
「それにもうトラブルには慣れちゃったよ。嫌だけど。
ていうか本当に嫌だったらもうとっくに私逃げてるし」

じっと見詰め合ってると()ノックの音がしてロマさんが入ってくる。

「見りゃわかんだろ。なんか用か?」
「ボスがお呼びだ」
「!」

ディーノはびくりと肩を揺らして、そのままベッドにもぐりこんだ。
そして、そのまま唸りだす。

演技へただなぁ。

じい、とその様子を見つめつつ二人の会話は無視する。
いや、部外者が割り込んであかんでしょうよ。

そして、ロマさんが出て行ってから、私はディーノに話し掛ける。

「心配?」
「…うん」
「何が」
「…………いろいろ」

そりゃそうでしょうなぁ。

「…とりあえず、寝ろ」

ぽんぽんと芋虫のように丸まった布団を撫でてやれば、
少ししてから微かに寝息が聞こえてきた。










………………………………………萌え。(おま)




















「…どうしよう

私どこで寝ればいいんだ…!!!??

今ごろそんな事に気付いたけど、
外は暗くてぽっかりと月が浮かんでいる。

雑魚寝しろってことですかコノヤロー

風邪引いちゃったらどうすんだろう。
窓から見える月が余計にホラー映画を思い出させる。
こわいよぉおおおおお!!!!!(お前が怖い)

よし、寝よう、うん、寝よう

そう自分に言い聞かせて寝る。
首痛くなったらどうしよう。










そんな不安と、そして、確か一週間後の会談にも不安を感じながら
ゆっくり瞳を閉じた。






























2008.3.2