わ〜デジャヴ…

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

アランー!!!


はい。
人生初の脱獄をしたです。

今、アランって誰?って思った人いるでしょ?
えーとですね、牢にいたときに空間の交換をつかって(まぁメールみたいなものかな?)
逃走用のジェット機を出してもらいました(すごいだろ!)。

アランもね、脱獄囚って分かってるのに
ジェット機貸してくれるなんて!

!」
「ん?何犬ちゃん」
「…骸さんはどうなったんれすか



「ごめん。捕まった
え…!!

犬ちゃんが強く腕をつかむ。(爪が、食い込んで痛い)

「骸さんは…!!どうなるんれすか…」
「…最下層の牢に入れられてる」
「なっ…!!」

は落ち着いて前を見た。
震える声も、涙がこぼれそうな目もこらえて。





二人を、よろしく頼むって





犬ちゃんが顔をうつむかせる。
そのままぎゅっと抱きついてくる。

「私たちは日本にいかなきゃならない」
「…?」
「そこにいけば、」

きっと骸にまた会えるから。



















一日たって、アランに別れを告げる。

「はぁ」

執事服にチェンジして、
ジェット機を操縦中。です。

てか、後ろがすごい暗い…なんかキノコはえそうだよね)
私がこんなにのんきだとちょっと酷いかもしれないけど。
いいんだ。
また会えるから。

「それにしても…」

気持ち悪い。
ジェット機という密閉されて空間は
余計に吐き気を襲う。

ただ、今は緊張感で対して
吐く気配はない。





さすさす





…千種」

千種も落ち込んでいるみたいだったけど、
私の背中をさすってくれた。

私は牢にいる間も何回か吐いていたから。
うう…胃からドロップアウト…(シリアスぶち壊し)

「さて。どうしようかな」
「えっ!きめてなかったんれすか!」
「あ、犬ちゃん復活

はハンドルを動かす。

「ん〜」

並盛の近くの海のとこ行こうかなぁ。

あの、海水浴の話のときの海。
今なら誰もいないだろうし。

方位を決める。

んじゃぁ並盛にいくとしますか




















並盛につくまでずっと、
ヘッドホンをかけてアニソン聞いてました☆(おま)

さいごらへんはREBORN!のキャラソンですぜ。
合唱ですぜ。ヒバさんの美声ですぜひゃっほい!(落ち着け)





「ん〜!」





潮の香りを吸い込んで、
大きく伸び。

ジェット機は空間の交換を使って送り返しました☆キモい

「んで、その格好じゃダメだよな」

パチン!と指を鳴らして、千種達の服装を変える。
黒曜中の制服だ(ちなみに私も)。

「さて、ここはどこかな!?」

空間の検索をする。

「(あ、意外と黒曜近いな)」

でもその前に
凪ちゃんを探したほうがいいかな。

空間の再検索。

「(あ…居た)」

意外と大きい病院。
ってあたりまえかな。

「よし、犬たち着いてきて!あ、いやついてきてください(このチキン!)」




















「何らここ…病院?」
「うん。まず一応、怪我の回復。
で、一応ある人物に会ってみようかと」
「?」

つかつかと進んでいく。

「空間の再構成!」

再構成して、時を止める。

「さて…包帯とか勝手にもらってこうかな」

ある一室に入り、手当たり次第に薬や、包帯などを持つ。

「んーと…」

漫画では集中治療室だったよな。

ローファーを響かせながら、
赤いランプを探す。

「あ、あった」

急ぎ足でそこへと向かう。

「失礼しまーす…」

誰も見ていないというのに挨拶をするあたり私はチキンです。(ええビビリやヘタレでもありますとも)

「「あ」」

凪ちゃん。
目が合った。
シーツに包まって微妙にトライデントの頭が見える。

「えっと〜骸さん知ってる?

「その様子じゃ知ってるんだよね。名前は?」
「な…クローム髑髏
「凪ね。分かった」
「え…」

だってかわいい子は名前で呼ぶもんでしょう!(変態)

「じゃあ、そのまんまじゃここ出られないしね」

こんなかわいい子ほっておいたら変態の手が襲ってくるよ!(変態はおまえだ)

パチン!と指を鳴らす。
黒曜中の制服。
漫画どおりにしましたとも!(変態)
ごめんねM.M、ヘソだしをやったのは骸じゃなくて、このです!

「(眼帯大丈夫かな?)」

初めてはめたりするとぼやけて見える。
ちょっと慣れなきゃいけないんだよね。
凪はベッドから降りた。美脚…(変態)

「…えっと」
だよ」
…これから…どうすればいい?」

ん〜と顎に手を当てる。

とにかく、参りましょうかお嬢様?

セバのように手を出す。
凪はゆっくりと手を乗せてくれた。
げへへ…(最悪)




















外に出ると犬ちゃんたちが待っていた。


「犬ちゃ〜ん!千種〜!」
「?、そいつ誰?」
「ん?新しく仲間になるクローム髑髏ちゃんだよ〜」
「…よろしく」

犬は凪をじっと見ると、ふい、と顔をそらした。

「…」
「あーだいじょぶだいじょぶ、
犬ちゃんは今はやりのツンデレだから」
「?」
!」

むきーっ!と犬ちゃんが怒る。
そんなことしてもかわいいだけだから。

「…なんでソイツ骸さんの武器持ってんの」
「ああ」

二人に事細かに話した。
あ、凪ちゃんに聞こえないように。

「さて、黒曜に向かいますか」



















「うぉ〜やっぱ廃墟なんだ…」
「…気をつけなよ」
「ありがと千種」

なんか感動…!!!

「…ぐはっ!

すべった。
痛い…。

「よっこらせ」

今ババくさいとかいったやつ、誰だ、
出て来い
シメてやる(まて)

「それにしても」

散らかってるなぁ。
凪が寝泊りしたりするんだったら、
ちょっとは綺麗にしないと(犬と千種は?

「空間の再構成!」

ひとつの部屋だけ、綺麗にする。
凪に声をかけようと思い、後ろを向く。
凪が頭を抑えていた。

「どした?」
「骸様から…」
なんだって?」
「…会う人がいるって…」
「?」

家光さんかな。

「行ってくる」
待って

衣装チェンジ。
まだ、千種と犬は逃走中になってるから、
黒曜の制服着てちゃおかしい。

「いってらっしゃい」
「…いってきます

凪ちゃんが少し笑ってくれた。
かわいい…(シリアスぶち壊し)




















「あ、凪おかえり!」
「…、それ」
ご飯です
「…」

買い物は私が行って来た。
こういうときセバの力が役に立つ。
結構いい食事が作れた。

「その服かえるね」

ぱちんと指をならし、黒曜中の制服へ。
首には指輪のついたチェーンがぶら下がっていた。

「ん。よしよし」

なんとなく凪は撫でたくなる。
かわいい。(変態)

そのときだった。











「?」

凪が、私のもう片方の手を見て、目を丸くした。

「あ」

よく見ると、透けている。

「あっちゃ〜」
「?」

頭の後ろをかく。
もう次の世界か。

紙が飛んでくる。ふむ、骸の六道輪廻の力か。

一応生活費のために、鞄から札束を出しておいておく。

「これ、使って。
あとね、もうバイバイしなきゃいけないみたい」
「!」
「犬と千種と骸にも伝えておいて」

凪の頭を撫でながら、母親のように言う。





また会おう、凪
そういって私は、この世界から消え去った。































2007.9.17