眠い……

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

う……

眠い……ねむ……










おはよう御座います殿!
ブフォアアッ!?











ちょっとだけ聞きなれた声がして飛び起きた。
飛び起きたってのは比喩じゃない、マジな話だ。(意味不明)





ていうか。





「……あ、グニさん……えーとナマステジー?
ナマステジー」

声ひっくりかえっちゃったよ。

あああああ朝から笑顔が眩しい。
目に染みる。
そんなに母国の言葉で挨拶してくれたの嬉しいんですかそうですか。

ていうか私Tシャツに短パンだよ、何この差。
恥っさらしだなぁ私あははは。(棒読み)

「えーと……なんでアグニさんはここに?」
「ちょ、ちょっと遠慮したんですが……セバスチャン殿がいいからと……」
「(ちょっとまてやセバ)」

……まぁ、いいや。(えええええ
怒るのもめんどい。
別に大して気にしないし……いいやぁ。

「えー、とりあえず着替えるんで、ちょっと待っててください」
「あ、は、はい!」

ばたばたとアグニさんが部屋を出る。

ちょっと顔赤いよあの子。かーいい。
遊んでたんじゃないのか。なーにーこーれー。

朝から萌えエネルギーが溜まって突破しそうなんだけど(何を)

そんな事を考えながら、執事服に腕を通した。
え?指鳴らせばいいじゃないかって?(誰に言ってんだ)
いや、気合入れるのにいいからさ。




















「おはよう御座います
「おはよー……ごめんね、最近疲れてるもんだからかぐっすり眠っちゃってさ」
「いえ」

むちゃくちゃいい笑みむけられた。
ここは萌えパラダイス☆ですか……(痛)

……ゴメン、今のは自分でも痛かった。

もうそろそろ調子悪くなるかもしんない。
ていうか眠い。足重い。でもちょっと楽になったほうなんだよこれでも……!





で。





「何やってんの?」
「絵画の時間なんですよ」
「ああ、なるほど……って絵画って騒ぎじゃないよね?
「……まぁ

……ってことは11時くらい?

……結構寝ちゃったなぁ。
そりゃ、お腹もすくわけだ。

わいわい騒いでいらっしゃるかわいいここ重要
人たちを微笑ましい目で見つめる。
うふふふふ腐。(うわぁ)





……あー私も絵、描きたい。
手が、わきわきと……(気持ち悪)

ああ、そうじゃないそうじゃない。

「あ、じゃあセバ、私仕事やってくる。終わったらそっち行くね」
「ああ、はい」
「シエルにも一応……私起きてるって伝えといて」

セバに手を振って。





さて、大分遅れたけど、お仕事しますか。




















「っつっても結構少なかったなぁ……」

やろう!と思っていた事が、意外ともう終わっていた。
アグニさんのお陰か……ホント、こりゃ助かるわ。

昼ご飯(という名の朝ご飯)も食べちゃったし、これじゃあ、午後から暇だな。





……寝てよっかな。
いいよね、いいよな?(誰に聞いてんだ)

……駄目かな(チキン)

そんなことを悶々と考えていたら、
後ろから声がかかった。


「…………あーシエル、どしたの?」
「折角だからな、お前もファントムハイヴの商品を見ろ。





来い」

おおう。

あの縫いぐるみとかかぁ。
かわいかったよなアレ。
ていうかどこまでも上から目線だね(関係ない)

シエルのちっちゃい背中を追って、部屋に入る。
……こっからの位置っていいながm(おま)

「おや、
「やっほ」

セバに軽く手を上げて挨拶。

「いんやあ、アグニさんのお陰で結構早めに片付いちゃった」
「そうでしたか」





とりあえず目についた縫いぐるみを丁寧に抱き上げる。
いやっ、だってなんかやっちゃったらさ……ねぇ?(ヘタレビビリチキン)





ゆっくりと抱きしめてみる。
もふ、という音がしそうなくらい、やーらかい。
新品の匂いがする。


「…気持ちいーねこれ」
「そうだろう」
「……多分これ売れるな。いや、ファントムハイヴだからまぁ……
当たり前かもしれんけど、どう、色違いとか。予算が合ったらだけど」
「ああ、それは僕も考えていた」
「おお。…こっちクラッカーだよね」

うーん、玩具メーカーってのもいいよね。
なかなか新鮮だ。
うちはホテル業中心だしね(あとブランド系?)

……って私家のことちゃんと分かってないんだな。
まぁ、別にいいけど、これからどうせ嫌というほど知るこt(おま)





と、突然、シエルが溜息をついた。





「全く……あいつらもを見習え」
は?
「…あいつらだ

くい、とシエルが指さした先にはあらアグニさんたち。

……あー。

「まぁまぁ、悪意はないんだから」
善意も無いけどな


ごめん、フォローできないわ。
本当、すいません。




















「さて……なんでこんな事態に」


シエルだんまりか。
かわいいな畜生嫁に来い。(何言ってんだ)

「シエルも……まぁ、大人じゃないけど、大人気ないね」
なっ
もうちょい軽やかにかわすのがかっけーんじゃない?

まだ痛いのか、手を掴んでいるシエルを立ち上がらせると、
中心から離れる。

まぁ…アグニさんのアレは痛い。
体験しちゃったもんね、生で。……あ、なんかエロi(違)

ていうか、カスザm……いや。なんでもないっす。
某マフィア漫画とか思い出してないから。……思い出してないよ(何故二回)

とりあえず、シエルがアレをくらっちゃって、今、セバが敵を取ろうと……
いや……










セバが自らの鬱憤を晴らそうとして……










決闘しようとしています!(何このノリ)
あの人、本当いい性格してるよね!(いい笑顔で)

劉さんが、こちらを向く。

「執事さんは、戦わないのかい?」
「ええ……まぁ、やったことないし……いや……でも意外とやれるか……?」

だって姫の力使えば……(※様々な武器を扱える)
でも……またディノんときみたいんなったら嫌だなぁ……
私ちょっと鍛えなきゃ駄目かな……いや……いいよね…(根性が豆腐)


「あ、いやこっちの話です」





さて、まずはリアルのこの状況を楽しむ……か。































2008.7.2