選手!百点!(何)

Her changeable life
〜彼女の変わった生活〜

「ったぁ!

はい。着地しました。
今回はちゃんと足から!(やったね☆)

さて此処は何処だ。
何処なんだ。

「…ワォ

あ、やべまた言っちゃったよ。
てかさ、

侑子さんの店じゃーん☆

この独り言痛いな。コレ痛いわー…。

「まっ、いっかお邪魔しマッスル!(ウゼェ)

ずんずんずんずん進む。
ん?遠慮って言う言葉は特に無いよ☆(おま)

「…っくしょい!

そこ、くしゃみが親父くさいとか言わないの。
…花粉?(花粉症だし)
いや、花粉じゃないな…
埃?

「あら」
ぐはっ!

ゆゆゆゆゆゆゆ侑子さん!(ドモりすぎ)
なななんとお美しい!(は?)

「お客ね。…それでアナタの願いは?もちろん対価を頂くけれど」
「あ、えーっとですねここで住み込みで働かせてもらえるとありがたいんですけど」
「…いいわ。
アナタの願い、かなえましょう

「…早速ですが





可愛い四月一日くんは居ますか
ふふ、いるわよ

侑子さんとは気が合いそうです。




















「っつーことでバイトちゃん?2号です!
よろしく〜ワッター!
いや、わかんないっすよ!なんすかワッターって!
「いや、親しみを込めて?
そんなに親しくないんすけど
「…ちょっと傷付いた

意外と酷いな四月一日くん。

「んじゃあワタヌキくんでいいや。これから宜しく」
「あ、はい。えっと、」
そういえば名前聞いてなかったわね
名前も聞いてないのに雇ったのか!
です。でいいですよ」
「そう、じゃあ、早速だけど





宝物庫の掃除してきてくれない?」
「それってさっきまでおれがやってたやつすか?」
「そう。んじゃあ頑張って〜!」

ワタヌキくんと顔を見合わせて
少しあきれたように笑った。

宝物庫に入ってみると。
くしゃみが

へくし!

止まら

はっくしょうい!

な…

「へっくしょい!ってああああうぜぇ!

空間の再構成!
くしゃみが出ないように埃がなるべく飛ばない設定に。

「さて!」

このぐちゃぐちゃをどうしようか。
あ、パンダのぬいぐるみとかあるな〜、あ、あのツボいいな。
巻物みたいなのあるなぁ。

「よっし!(なんか楽しそう!)」

はたきをかけて、一度コレは外に出して、
こっちは雑巾で拭こうか。
こういう時に執事の力と怪力と、きっちりさは役に立つなぁ…(しみじみ)
あ、こっちは上の棚に上げないほうがいいな…(主婦

わ!
あっ!

ワタヌキくんがずっこけて、陶器が舞う。
やっべ!

パシ!
パシ!
トンッ!


片手に一つずつ。
つま先に一つ。
つま先を少し動かして、右手の陶器に重ねる
そういやこれセバがやってたな〜)。

「ご、ごめん!」
「いやいやいや、大丈夫だよ」
「あら、すごいじゃないの。ワタヌキはもっとしっかりしなさい
物がいろんなとこに滅茶苦茶に置いてあるせいだろ!
何でここん家の物置こんなにいい加減なんだよ!

「物置じゃないわよ。宝物庫。





これだから目が利かないお子様は…。
ここはタカラの山なのに
ねぇ」

タカラだったとしてもこんなに散らかってちゃガラクタにも見えるよ。

「これのどこが宝物だよっ!つか、なんだよ、コレ!」
「(あ、C.Cさくらのヤツだ)」

レリーズ!
ってか。

「模造品だけど。これは音が出て光るだけ」

あー…昔そういうの買ったことあったなぁ…C.Cさくらは好きだったし。

近々、逢えるわね





オナジではないけど、その子たちに

は?
「ワタヌキくん、よそ見するとまた落ちるよ」

うん、ごめん、なんか真剣な雰囲気ぶち壊しちゃって。

「あ」
「……お客ね」




















「やっぱ見た目若いんだなー」

「あ、気にしないでワタヌキくん」

毒牙一発って言ってると侑子さんに怒られるよ☆(キモい)

アナタの願いをかなえましょう
ただし対価は頂くわ

あ。そういえば、対価どうしようかな。
あの黒執事ん時のドレスでもありかな(空間の再構成でサイズ変えればいいしね)。

「あ でも」

小指か。生憎ながら黒いドロドロは見えないなぁ。
黒いドロドロ…昼ドラ?シリアスぶち壊し

「最近、小指が動かないんですようまく
病院にも行ってみたんですけど
特に悪いところはないって言われて…」

まぁ、だしね…
大体、癖なんてその動作になれちゃうと
それが自然になっちゃって気付かないんだよね…
あ、侑子さんが指輪渡してる…

「ねぇ」
ぐはっ

びび、びっくりするじゃないかワタヌキくん!
いきなり声をかけないでくれたまえ!(

「小指って何する指だと思う?」
は?
「だから小指」
「…赤い糸とか、恋人愛人。暴力団とかだったら小指を詰めるとか…
いろいろ意味あるんだけど」
「そうか…」

いや知ってるけどさ。ごめん私Sだからシリアスぶち壊し

「まぁ、小指は大事な指ってことだよね」

ワタヌキくんを真似して、
指をぴこぴこと動かす。

指きりげんまん、か。
げんまんっていうのは拳で一万回殴ること。
言ってる事は怖いよな〜あれ。
針、千本も飲んだら死ぬんですけど。しかも殴られるんかい。
てか約束は確かに大事だけどさ、完璧に重いよ。対価が。
…こえぇ。(シリアスぶち壊し)





























2007.10.12