「シカー、メリクリー!」
「おー」
「実は今日プレゼント持ってきたんだよ」
「おー」
「じゃーん!マフラーです!どう?赤くてかわいーでしょっ」
「おー」
「……もー、シカそっけない!寝転がって本見るの禁止!」
「おー」
「……」
「あ、」
「本は禁止ー!こっち向くのー!」
「バッおま、顔が近い!」
「シカのせいじゃんかー!」
「わ、分かったから肩から手ェ離せ」
「む……はいこれ、マフラー!」
「あー……ありがと、つける」
「んふふーいーよいーよっ」
「つーかもういい?」
「何が?」
「……近い、腰もたれんな」
「えー!シカは……私嫌い?」
「ハァ?なんでそうなんだよ」
「だって返事もつまんないし……むー」
「……別にキライじゃないって、お前のことは」
「はっきりゆってよー!そんなんだといつか私寝取られるよ!」
「ハァ!?おっまえ何言ってんだよ」
「ちゃんと言ってよー!キライじゃないとかじゃなくてさ!」
「おま、あのね、」
「うん」
「俺はその……何、お前すき、だけども」
「私もシカすきー」
「そりゃどーも。……あー、だから、あー、……好きだと緊張すんの分かったか!」
「えっ、ちょっと早口すぎ!」
「うっせ!もう黙れおまえ」
「えーと、えと、あ、シカは私が好きで緊張するから話さないってこと!?」
「だーっ、だからそうだよ!」
「そんなんヤだ!もっとしゃべるー!」
「おま、少しは恥じらいを、」
「だってシカは私が好きで私はシカが好きなんだもんー!」
「いや、だからさ、」





Merry christmas! I hope you're having wonderful holiday.